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広告素材で気になった事柄から自身の思いや疑問点・希望などを勝手な解釈で綴るページです。意見交換の切っ掛けになれば幸いです。
2015.1.3 気まぐれコラム vol.001『いよい今年も始まりました』

あけましておめでとうございます。初めまして、当サイト『DEGIGA・JP(デジガドットジェイピー)』管理者及び掲載画像(動画)制作者の石関ハジメと申します。

いよいよ今年も始まりましたが、新年が明けて数日が経ち皆さんは如何お過ごしでしょうか。さて、今回遅ればせながら自身をあからさまに紹介していこうという決意のもとプライベートサイト『DEGIGA・JP』を開設し、このたび晴れてスタートいたしました。

PROFILEページでもご紹介の通り私は2008年よりフリーランスのストックフォト作家を生業としてこれまでやって参りましたが、流石に当初は作品も少なくサイトを構築して紹介するだけのボリュームは勿論ありませんでした。また大手代理店と契約させて頂いているからと言って特に売り上げがズバ抜けて良好かと言うと開始以来現在も思いのほか厳しい状況が続いております。

昨年の解散総選挙により更に強力になった新生アベノミクスが誕生した訳ですが、細々と暮らす下々の私のような個人にその恩恵がいつ下るのか、いや何も変わらない可能性の方が確率的には相当高い筈です。なのでとにかく今年も結構頑張らないといけない常に追いつめられ思いの中で、自らの出し得るイマジネーションをフル動員してでも生き抜く覚悟です。

他のサイト等で最近のストックフォト作家の動向を探ってみると、特に風景部門の方々などに引退組が続出しているようで非常に残念でなりません。私の知り合いにもパソコンが殆ど分からない(使えない)人が居て、そんな状態でストックフォトを継続しておられる作家さんほど新たな環境について行けないのかなと感じました。

撮影機材に関しても今やデジタルカメラが当たり前ですし、撮った画像はパソコン上でデジタル編集になります。フィルムカメラを今も使用している人が居るとすればもはや人間国宝に値するくらいに貴重な存在でしょうか。いずれにせよポジをデジタルデータにしなければ売り場には並ばない訳ですから、それだけでも金銭的負担が余計に増す事になります。

ただ風景写真をデジタルでやっていたら安泰かというと決してそうではありません。このところのマイクロストックの台頭や代理店各社の安売り競争にも拍車がかかって参りました。時代の流れで致し方ないのは分かりますが、一昔前まで天才と謳われた超有名作家でさえ音を上げているこのご時世で如何に生き残って行くのかをまさに待った無しで突きつけられている状態です。

今や常識ともなったロイヤリティフリー画像ですが、一点の売り上げが微微であると同時に在庫数の飽和感も相まってか、売れる画像は更に分散し一部の分野では既にセレクト点数にも厳しい目が向けられています。

ここまで相当マイナーな解釈をして参りましたが、皆さん決して負けないでください。「はい、やーめた」は敗北宣言になります。今後年金だけで食って行くのは厳しいという記事を何処かの情報サイトで観ましたが、私たちは取りあえず定年がありません。棺桶に片足を突っ込んでいてもそれなりに身体さえ動けばまだまだ可能性は残っているのです。ひと工夫加えるだけで確実に売れる画像はきっとあると思うのでその辺りに日頃固い頭を集中させてめげずに本年も張り切って参りましょう。

自分へのエールでした。

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